背中が熱い病気とは？
背中がカーっと熱くなった経験はありませんか？
しかし熱くなったとしても、体温は３７度程度の場合が多いものです。
熱はなくても、熱くなる場所はホッカイロを当てたような異様な熱さを感じます。
そんな状態になると、何か病気なのでは？と不安になってしまいますよね。
そこで今回は、背中が熱い病気とはどんな物があるかを紹介します。
「ヒルトニン」
この病気は、小脳の萎縮が原因で起こっています。
一般的にバランス失調と言われる病気です。
しかし、実は体温調節がうまくできないことで起こる症状で、
患者の多くが体験したことのあるものです。
特に背中に症状が顕著に現われます。
本人は火傷しそうなくらい熱く感じるのですが、
実際には感じるだけで背中の表面が熱くなっている訳ではありません。
小脳が収縮してしまう原因は良く分かっておらず、
精神的ストレスや疲労などが考えられています。
薬による対処法がないので、原因を探ってコントロールが必要となります。
「ホットフラッシュ」
多くは女性の更年期に起こる症状です。
生理がきちんとある間は、ホルモン支配によって低温期と高温期の体温変動があります。
そこに末梢神経が一役買っているのです。
しかし更年期のホルモンの乱れによって、
この規律が乱れて末梢神経が困ってしまうのです。
末梢神経が体温を、上げたり下げたりする指令を、
小刻みにランダムに不適切に出すようになってしまい起こるのです。
この症状は、裏を返せば生理がある頃は体温調節がきちんとできていた、
優秀な体だったという証拠です。
更年期を過ぎれば、また優秀な身体に戻れるので、安心して良いでしょう。
「脊椎腫瘍」
脊椎腫瘍の初期症状として、背中の一部が熱く感じることがあります。
この背中の熱さは、他の部分と触って比べても分からない、
皮膚上のものではありません。
背中の熱さは続き、同時に憂うつな気分が続くこともあります。
また、熱い部分が背中だけでなく足などに感じることもあります。
日に日に熱さは強くなります。
このような場合は、すぐに内科を受診するようにしましょう。
レントゲン検査では分からないことが多く、首のＭＲＩで発見されることの多い病気です。
原因は不明で、脳腫瘍の１０分の１の確率と発症率は低めですが、
脳外科や脳神経外科で手術が必要となります。
・・・いかがでしたか？
このように、背中が熱いときに考えられる病気は様々なものがあります。
背中が痛いと言っても、症状は様々です。
自分に当てはまるものはあるか確認してみると良いでしょう。
そして、放っておかずに早めに受診をするようにしましょうね！
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