背中の骨が出る原因と予防法とは?
背中の骨が出ている…と感じたことはありませんか?
実は、普段から猫背の方の中には、胸骨が後ろへ出てしまっている方がいるのです。
背骨だと感じていた出っ張りは、
もしかしたら胸骨が歪んでいるのが原因なのかもしれないのです。
そこで今回は、背中の骨が出るのは何なのか紹介します。
原因
背中の骨が出てしまう原因は、姿勢の悪さにあります。
猫背や巻き肩の癖がついている人は、肩甲骨の間の胸骨のカーブが歪んで、
外にむけて飛び出すことがあるのです。
胸骨が後ろへ飛び出すゆがみは、
長期間背中を丸める習慣によって引き起こされる症状です。
デスクワークで前かがみになることが多い人、
スマホを頻繁に使う人などに多く見られます。
また、気分が落ち込みがちで背中をよく丸めている人も、
気づかないうちに胸骨の歪みが始まっている可能性があります。
背筋を伸ばして、姿勢良くすごす習慣を意識していかなければなりません。
背骨が出ていることでおきる症状
胸骨が後ろに歪むことで、様々な不快症状が現われます。
代表的な症状としては、
・息苦しさ
・体の冷え
・肩こり
などです。
胸骨が後ろに飛び出していると、
姿勢がいつも前のめりになってしまい、胸が圧迫されます。
これにより、肺を十分に膨らませることが出来なくなるため、
呼吸が浅くなり息苦しさを感じるのです。
また、十分な呼吸ができないことで、身体への酸素供給量も不足しがちになります。
特に毛細血管には必要な酸素が行き渡らなくなるので、
手や足の筋肉に冷えを生じさせてしまうのです。
足のむくみや肌荒れも、毛細血管への血流不足が原因となります。
女性の場合は、生理痛が酷くなるという方もいます。
また、背骨が出ている人は、バランスをとるために頭を前に突き出します。
そのため、肩の筋肉に大きな負担がかかってしまいます。
頭の重さを首と肩だけで支えなければならないため、
強い肩こりや慢性的な頭痛が生じるのです。
予防法
背骨が出ることを防ぐには、正しい姿勢で生活することが大切です。
デスクワークの人は、仕事がひと段落した時に、
状態を必ず起こすようにしましょう。
前かがみの姿勢を続けていても、
背骨と筋肉を定期的に正しい位置にリセットすることで、
猫背の癖を少しずつ矯正することができます。
また、椅子に座るときに足を組んだり、デスクに肘をついたりする習慣も改めましょう。
いずれも背中を丸めやすい習慣です。
重いショルダーバックは、出来るだけ持たないようにすることも大切です。
ショルダーバックは、肩に負担をかけるだけでなく、
背骨のカーブをゆがめる原因となります。
どうしても使用する時は、左右交互にかけるようにしましょう。
・・・いかがでしたか?
このように、背骨が出ている部分は、悪い姿勢が原因なのです。
様々な不快症状が出てくる前に、正しい姿勢に治すことをおススメします。