背中がピリピリしてかゆい原因と対処法とは？
背中がかゆくなると、なかなか手も届かないですし、
不快ですし結構気になるものですよね。
背中は普段目の行き届かないところですし、
少しひどくしてしまいがち。
今回は、背中がピリピリしてかゆいときの、
原因と対処法についてご紹介します。
乾燥
乾燥するとピリピリして、ちゃんと対処してあげないと、かゆみにつながります。
乾燥の原因として、空気の乾燥した冬場はもちろんですが、
通年を通して乾燥肌の可能性があることをご存じですか。
例えばお風呂上り。
お風呂上りには汗をかきながら大量の水分を身体から放出します。
これと同じように、夏場に汗をかいた後にも乾燥しがちです。
また、ボディーソープやシャンプーなどで、
洗いすぎることも乾燥につながります。
そして、洗剤で洗ったのち、よく洗い流さないことで洗剤が身体に残ってしまうと、
これもまた乾燥につながってしまいますよ。
乾燥肌の対処法としては、とにかく保湿です。
こまめに保湿を行うことが何よりも大切です。
乾燥肌をこじらせると、アトピー性皮膚炎に進行してしまうこともしばしばです。
アトピーになってしまったら、
保湿だけでなく専門家に処方された軟膏なども塗布していきましょう。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎をご存じですか？
身近なものですと、おむつかぶれや、金属アレルギーなどもこれに該当します。
接触性皮膚炎とは、皮膚に外的刺激をうけると発生する皮膚炎のことです。
人によって原因物質などは異なります。
衣服の原材料がアレルゲンである場合、
これに何度も皮膚が接触することによってアレルギー反応を起こし、
皮膚炎となってしまうこともあります。
また、シャツの襟や、パンツのゴムなど、どうしても皮膚に繰り返し接触しつつ、
ある程度の圧力がかかっている刺激によっても、
接触性皮膚炎になってしまうことがあります。
対処法としては、まずはどこにどんなときに皮膚炎が起きるのか把握することです。
自身の行動を把握することがまず大切です。
自身の行動の把握から、原因物質を突き止めたなら、その物質を避けることも大切です。
皮膚炎自体に対しては、専門家に処方される軟膏などを塗布または、
抗ヒスタミン剤の服用などがおすすめです。
コリン性蕁麻疹
コリン性蕁麻疹とは、ストレスや運動などをきっかけに、
拡張された血管のまわりの神経が刺激されかゆみを感じる症状です。
コリン性蕁麻疹の原因としては、
運動不足、敏感肌、偏食、ストレスに過敏であることが挙げられます。
コリン性蕁麻疹は病気というよりは、体質による症状と考えた方がよいでしょう。
コリン性蕁麻疹の解消には、長期的に食生活や、
生活習慣を見直すことが対処法として大切です。
帯状疱疹
帯状疱疹は、身体に残った水疱瘡のウイルスが、
再び活性化することで起きる皮膚炎です。
体力の低下や、疲労などにより免疫が低下したときに、
ここぞと発症してしまうことがあります。
帯状疱疹では、神経の刺激により初期はピリピリした感じから始まり、
皮膚炎へとつながっていきます。
ウイルスによるものですので、対処としては抗ウイルス剤の服用が大切です。
早めに専門医にかかることをおすすめします。
あまり放置してしまうと、後遺症が残ることもしばしばです。
帯状疱疹の予防策として、ストレスの軽減や身体を適度に休めてあげることが大切です。
・・・いかがでしたか？
このように、背中のピリピリやかゆみには実に様々な原因があります。
かゆみを感じた時に手でかいてしまうことはやめましょう。
爪にも種々の菌がおり、これによって症状の悪化を招くこともあります。
また、内臓疾患によって皮膚炎を引き起こすこともあります。
何よりもまず、背中に違和感を感じているならば、
早めに専門医に相談し、原因を突き止めたのち、
正しい対処を行うことが大切です。